NHK朝ドラ・108作目の「らんまん」のモデル植物学者・牧野富太郎の生涯

NHK朝ドラ・108作目の「らんまん」が始まりました。楽しみですね。


このドラマは日本の植物学の父といわれる、高知県出身の植物学者・牧野富太郎をモデルとしたオリジナルストーリーです。

主人公の牧野万太郎役は神木隆之介、妻・寿恵子役は浜辺美波がキャスティングされました。


脚本は劇作家・脚本家の長田育恵で万太郎夫婦の激動の時代の中で、ただひたすらに愛する植物と向き合い続けた波乱万丈な生涯を描いています。

主題歌は、あいみょんの「愛の花」

目次

経歴

牧野 富太郎(まきの とみたろう) 植物学者 1862年 土佐国佐川村(現:高知県高岡郡佐川町)

10歳より土居謙護の教える寺子屋で学ぶ

11歳に名教館(めいこうかん)に入り儒学者伊藤蘭林に学んだ

佐川小学校に入学したものの2年で中退

15歳から佐川小学校で臨時教員としておよそ2年間教鞭をとった。

17歳、自らを「植物の精(精霊)」だと感じ、自分にしかできない仕事だと確信するようになる。

22歳の時に本格的な植物学を志し上京する。

帝国大学理科大学(現・東京大学理学部)植物学教室の文献・資料などの使用を許可され研究に没頭する。

25歳 育ててくれた祖母が死去。

26歳、『日本植物志図篇』の刊行を自費で始めた。

27歳で新種の植物を発見。『植物学雑誌』に発表

小澤寿衛子と結婚

31歳で東京帝国大学理科大学の助手となる。その時には生家は完全に没落していた。

1900年『大日本植物志』を東京の大手書店・出版社であった丸善から刊行された。

1912年から1939年まで東京帝国大学理科大学講師を勤める。

1940年研究の集大成である「牧野日本植物図鑑」を刊行

1957年(昭和32年)、死去。享年96(満94歳没)。

人物・エピソード

妻・寿衛子との間に13人の子供が生まれた  亡き妻の名を冠したスエコザサのエピソードはよく知られている

商家(雑貨業)と酒造業を営む裕福な家に生まれ、3歳で父を、5歳で母を、6歳で祖父を亡くし祖母に育てられた

幼少のころから植物に興味を示していた


研究成果は50万点もの標本や観察記録、そして『牧野日本植物図鑑』に代表される多数の著作として残っている。

「日本の植物学の父」といわれ 多数の新種を発見し命名も行った近代植物分類学の権威である。

小学校中退である

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小学校中退でこの業績・・スゴイの一言

94歳で亡くなる直前まで、日本全国をまわって膨大な数の植物標本を作製した。

生まれた日は「植物学の日」に制定された。

植物だけではなく鉱物にも興味をもち、音楽については自ら指揮をとり演奏会も開き、郷里の音楽教育の振興にも尽力した

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多才だったんだ・・

金銭感覚の欠如や、周囲の人にたいする彼の振る舞いにまつわる逸話

生活に困窮し、やむなく妻が始めた料亭の収益も研究につぎ込んだ                    研究のために必要と思った書籍は非常に高価なものでも全て購入していたため多額の借金をつくった                   料亭の件や、当時の大学の権威を無視した出版などが元で大学を追われたこともある。                                      尾瀬で植物採集した際にあまりに植物を採ったため、尾瀬の保護運動の第一人者であった平野長蔵が研究するだけでなく保護を考えろと叱ったというエピソードがある。

多くの植物の命名を行い、身近にある植物すべてが研究対象となっていた。

雑草という草は無い

という言葉を残している

「らんまん」の意味は

タイトルの「らんまん」には、「春爛漫」と「天真爛漫」の意味がある。

制作統括の松川博敬さんは、「花がらんまんと咲き誇って植物の生命力が旺盛な様子を表すとともに、

主人公の万太郎くんが笑顔で明るく天真らんまんに突き進んでいくさまをイメージしました」と、タイトルに込めた意味を明かす。

まとめ

ドラマ自体はあくまでオリジナルストーリーと言うスタンスですのでフィクションであります。

脚本家長田育恵さんが時代もちょうど明治時代に入り他国との交流も始まりいろんな文化が海外から流出してきた活気のある世の中で、

このような破天荒な人生を送った植物学者・牧野富太郎とその妻・寿衛子とそれを取り巻く人々との人生ドラマをどう捉えそれをどのように表現するかが見ものですね。

主人公の牧野万太郎役は神木隆之介、妻・寿恵子役は浜辺美波がキャスティングされましたがこのお二人の演技もどのような感じになるのかワクワクします。

どのような展開になるのやら、また毎日が楽しみになりました。

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